姫路英語ガイド養成講座4回目を終えました
10/21(土)から始まった姫路城英語ガイド養成講座。第4回までを無事終えました。
24人の全国通訳案内士の方々が受講されています。
読売新聞社様に大きく記事にしていただいたことにより、予想以上の反響があり、一人でも多くの受講生を受け入れたいとの思いから、定員20人のところ24人までお受けすることにしました。
第1回は弊社の理事長 玉田恵美による「私たちが求めたいガイドの姿」、Rose Tanasugarn氏による「外国人旅行者が求める日本の観光とガイド」の座学。オンサイトでは、ベテランの全国通訳案内士の生友夏代氏と伊勢田弘子氏によるオンサイト講義(姫路駅~チケット売り場までの案内の仕方)を行いました。
第2回は、メインルートとなる姫路城の天守を、チケット売り場からどのようにご案内するか、各見どころの説明を行いながら、学んでいただきました。秋の姫路城は、観光客が多く、また入城してみないとどれくらいの混み具合か分かりません。
入城制限も時にはあり、待ち時間が生じたときこそ、プロのガイドの腕の見せ所です。
そこで、第2回と第3回は、敢えて混雑が予想される日に講座日を設定し、受講生の方々に、実際に見ていただこうと考えました。
混雑した姫路城の中で、お客様をどのようにもてなし、楽しんでいただくかを講師の生友氏と伊勢田氏に説明していただきました。
第3回は、姫路城備前丸から西の丸までのオンサイトの講義で学んだあと、全国通訳案内士の瀬尾貴政氏によるの座学の講義を行いました。
数多くの海外からの要人をご案内された経験がある瀬尾氏。心に残るガイドツアーの思い出をお話しくださり「感動は人を変え、笑いは人を癒し、夢は人を豊かにする。」と締めくくってくださった言葉に温かさを感じました。
そして、受講生が楽しみにされていた第4回養成講座は、郷土史家 芳賀一也氏 と 刀匠 高見國一氏による講義でした。
芳賀氏は「防御の姫路城」について、ご自身の長年の研究に基づき、狭間を中心に姫路城の防御について熱く楽しくお話しくださいました。
高見氏は、「日本刀の姿と歴史」について、日本刀の製造方法についての説明や、時代と共に変化した戦闘様式により、日本刀の姿も太刀から刀へ変わっていったことを分かりやすく説明くださいました。また、ご自身の作品を持参してくださり、間近で日本刀を見ることができました。
大人数で入城することから、姫路城管理事務所様のご協力とご理解のもと、城内でオンサイトの講義を開催させていただき、また、当初の予想を大きく上回る受講生数であったことから、多くの方々にサポートいただき、ようやく前半を終えました。
プロの姫路に特化した英語ガイドを育てることが私たちのミッションであると考えています。
後半はいよいよ外国人モニターを招き、学びをアウトプットしていきます。
皆様、どうぞ温かく見守っていただければ幸いです。