山城ガイドツアー 上月城
上月城は、佐用町に存在する山城で、織田・毛利の前哨戦となった上月合戦の主戦場となった山城です。
標高257メートルの山頂に自然地形を生かした曲輪、堀切などがあり、主郭に赤松氏、麓に尼子氏の供養塔が残されています。
歴史
大正15年に編纂された「佐用郡誌」によると、鎌倉末期に赤松氏の一族、上月景盛(かげもり)が築城。
1441年(嘉吉(かきつ)元年)4代景家の時、嘉吉の乱が発生し、上月氏の嫡流は滅びました。
上月城は、播磨・備前・美作三国の境界に位置する地理的要素から攻防の的となりました。
天文7年(1538年)に尼子氏に攻略され落城した後、弘治3年(1557年)に赤松一門で「西播磨殿」と呼ばれたと伝わる政元が
置塩城から入城。大内氏らとの激しい攻防戦の末、宇喜多直家によって攻め落とされます。
その後、信長方の秀吉軍によって落城し、尼子勝久が入城しましたが、天正6年(1578年)、6万余りの毛利軍に攻められ、
三木城攻めに手を焼いた秀吉軍に見放されてあえなく上月城は落城、尼子氏は滅亡しました。勝久の家臣、山中幸盛(鹿介)の忠義は有名です。
上月城ガイドツアーの情報
所要時間:90分
難易度: 初級者
体力:★☆☆☆☆
技術:★☆☆☆☆
駐車場:有(上月歴史資料館)バスの駐車可(中型可)
トイレ:山麓の「上月歴史資料館」を利用(要相談) 開館日:土・日・祝 10:00〜16:00
ツアー料金:500円(1人当たり) ※最低催行人数 2人
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上月城ガイドグループ
登山口は、上月歴史資料館が目印。
皆田和紙伝統工芸館には、手すき和紙の工房があります。
登山道は整備され、短時間で登れるので初心者にはお勧めです。